農協の自転車保険は誰でも入れる!月400円の気になる補償内容とは?
命に関わるような深刻な自転車事故が多発している昨今。
万が一に備える自転車保険も数多く販売されていますが、「似たような保険ばかりでよくわからない」「あまり差がないように感じられる」という声も。
そんな中、農協の自転車保険は他社で儲けられている「ある制限」がないことが最大の特徴なのです。
生命保険には「加入条件」「加入制限」があり、全ての人が好きな保険に加入できるとは限りません。
自転車保険にも加入制限が設けられているケースが多いですが、農協の自転車保険はほぼ“誰でも”入れるのが魅力です。
ほとんどの自転車保険では加入に際して年齢制限を設けており、「70歳」を一つの区切りとしている保険会社が多いです。
しかし農協の自転車保険「JA自転車倶楽部」は、なんと年齢による加入制限がありません。
70歳を過ぎていても、90歳であっても、誰でも(健康診断などの義務もなく)加入できるというのが最大の特徴でしょう。
年齢と共に事故に遭うリスクも高くなるのですから、年齢制限なく入れるのは魅力的です。
しかも、保険料も一律で「年間4800円」。
子供でも大人でも、みんな同じ「月400円」なので、「高齢で事故リスクが高いから保険料も高い」ということもありません。
しかし、月400円というのは自転車保険としては少々高めの設定のようにも感じられます。
他社だと月300円くらいが相場ですし、100円台の自転車保険もありますので。
保険料が高めに設定されている分だけ、受けられる補償が手厚いのかもしれません。
そこで、農協の自転車保険の基本的な補償内容を調べてみました。
- 個人賠償責任補償 1億円
- 死亡・後遺障害 500万円
- 入院 5,000円/日
- 手術 入院保険金日額の10倍、または5倍
個人賠償責任補償とは、自分が加害者になってしまった場合に備えるもの。
この金額を「2億」とか「5億」「無制限」としている自転車保険もありますので、その点では農協の自転者保険はごく平均的な金額と言えるでしょう。
他の補償を見ても、手術が少々手厚いかなという印象を受けるくらいで、特に際立って「これはスゴイ!」と思える補償がついているわけではなさそうです。
では、なぜ保険料が高いのか?他社との差別化ポイントはどこなのか?というと、加入者への特典として「まごころ健康ダイヤル」というサービスが受けられます。
これは、健康・介護、年金、税務、法律に関する相談を無料で受付けてくれるというサービス。
特に、健康・介護については365日24時間体制で受け付けているとのことで、これは高齢のみなさんにとっては安心&頼れるサービスだろうなと感じます。
人によっては毎日利用してしまいそうなサービスですよね。
- 「年齢制限がない」
- 「無料の相談ダイヤルを利用できる」
この2点、どちらかといえば高齢の方にとってのサービスが手厚いという点が農協の自転車保険の特徴なのです。
農協が販売している自転車保険の補償内容や保険料について見てきました。
ポイントをまとめます。
- 農協の自転車保険には年齢制限がない
- 加入者は無料の相談ダイヤルサービスが受けられる
- 保険料は平均より100円ほど高く、若い人にはあまりオトク感がない
このように、農協の自転車保険はどちらかといえばシニア層に向けた保険。
ターゲットとなる年齢層は保険によって明らかに違いますので、そういった部分にも目を向けて選び分けましょう。
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