月々103円で備える自転車保険。中学生にはこれで十分?
自転車といえども、ハンドルを握れば立派な「ドライバー」。
中学生になる春は、その責任の重さを説いて聞かせるにはちょうど良いタイミングです。
自転車保険への加入は、その良いきっかけになるのではないでしょうか。
ここでは、中学生にオススメの自転車保険を数点ピックアップしてみました。
自転車が、人の命を殺める凶器になることがある。
・・・頭ではわかっていても、実感としては認識しにくい事実です。
だからこそ、万が一への備えが必要なのです。
「万が一」を想定したら、自転車保険には入っておきたい。
でも正直、家計にあまり余裕がないよ・・・というご家庭も多いことでしょう。
中学生ともなると、数年先の「受験」がチラつくお年頃ということで、できれば教育関係(塾や教材)に1円でも多くお金をまわしたいというのが本音だと思います。
徹底的に保険料を抑え、なおかつ確実に「万が一」に備えたいのであれば、全日本交通安全協会×損保ジャパン日本興亜の「サイクル安心保険」がオススメです。
Web申し込みなら保険料は年間1230円~で、一ヵ月あたり103円~で加入できるというお手頃感が特徴。
上記の金額は最もシンプルな「プランA」(賠償のみプラン)ですが、この金額でも1億円の賠償責任補償と示談交渉サービスがついているというのは非常に魅力的ですよね。
ただ、プランAの自転車保険だと自分がケガをした場合の補償が全くありません。
中学生だと通学に自転車を使うケースも多いでしょうから、転倒してケガをするリスクも高いでしょう。
実際、中学生・高校生が自転車事故の第一当事者となった割合は98.9%と非常に高く、ルール違反から事故を起こしているケースも多いようです。(H30年 警察庁交通局の資料より)
平成25~29年の学年別「状態別死傷者数」のデータにおいても、中学1年~3年生の“自転車乗用中の”死傷者数は全体の約58%と非常に高いことがわかります。
小学6年と中学1年では自転車による死傷者数が約2倍も違いますので、中学生になったらぜひとも自転車保険への加入を強くオススメしたいですね。
さきほど紹介した「サイクル安心保険」の場合でも、プランB、Cなら死亡・後遺障害や入院の補償もついています。
プランB
- 保険料は年間2,650円(月額約220円)
- 死亡・後遺障害・・・1,000万円
- 入院保険金・・・2,000円(1日あたり)
プランC
- 保険料は年間4,380円(月額約365円)
- 死亡・後遺障害・・・1,000万円
- 入院保険金・・・3,000円(1日あたり)
月々の保険料はちょっと高くなりますが、事故で何週間も通院することを考えればこのくらいの備えは決して高くはないでしょう。
他にも、「安くて手厚い自転車保険」にはこんな商品があります。
楽天損保の「サイクルアシスト」
保険料は月額135円。個人賠償責任補償は1億円で示談交渉つき、入院は日額1,000円です。
セブンイレブンの「自転車保険」
保険料は月額333円。個人賠償責任補償は2億円で示談交渉つき、入院は日額4,000円です。
au損保の「Bycle」
保険料は月額360円。個人賠償責任補償は3億円で示談交渉つき、入院は日額4,000円です。
他にもいろんなタイプの自転車保険がありますが、「被害者」「加害者」両方のケースを想定して保険料と補償のバランスの良い保険商品を選ぶのが理想的ですね。
保育園や幼稚園から小学校に上がるタイミングも交通事故リスクが高まる時ですが、小学生→中学生への過渡期は「自転車」が絡む事故がグッと増える時期ですから再び注意が必要。
ぜひ、以下のポイントを押さえて適切な自転車保険を選び、早いうちに加入しておきましょう。
- 中学生は加害者/被害者の両方になり得るリスクが高い
- 自転車保険には、「加害者になった場合」に備える保険と、「被害者になった場合」に備える保険がある
- 補償内容が充実すると保険料も上がるが、月々500円以下で十分な補償を受けられる保険が多い
ほんの数秒の油断が、人生を大きく変えてしまうこともあります。
中学生のお子さんのために自転車保険に加入される際はぜひ、その保険に入る意味、自転車のハンドルを握ることの責任の重さについて親子でじっくり話し合う時間を作ってくださいね。
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