イオンカード会員が加入できる自転車保険の内容は?
イオンカードは会員特典の一環として自転車保険を用意していますが、内容は正直、今一つといった具合。
保険料が安いというメリットがあるものの、肝心の補償が物足りない。
個人的な意見ですが、自転車保険だけで考えると、イオンカードを利用する意味は薄い気がします。
世の中には多種多様なクレジットカードが存在しており、それぞれがユーザーの囲い込みに必死です。
ですから、それぞれがポイントサービスなどの特典で、自社のカードの優位性をアピール。
そんなサービスの一部として、各種保険に加入できたりするメリットも用意していたりするのです。
流通大手グループ、イオンが発行しているイオンカードも同様。
イオンカードのゴールドならば、国内外の旅行時やショッピング時のトラブルに備える保険が付いてくる。
そして、イオンカードの会員しか加入できない、様々な保険も用意しているのです。
イオンカード会員限定の名称は「ネットでかんたん保険」、この自転車プランが自転車保険の内容を満たしています。
この自転車保険で充実しているのが、自転車でトラブルが起きた場合の入院や通院の保険金。
入院は日額で2,000円から1万円、通院でも日額で1,000円から5,000円が支払われるのです。
これで、保険料は個人だけを対象としたものなら、月額で290円から1,000円。
まあ、月額1,000円という保険料は、実際どうかと思うのですが、最もリーズナブルなコースならば納得できる保険料です。
しかし、この保険料が支払われるのは交通事故限定とのこと、日常生活や仕事でのケガなどに対応していません。
これは、大きな弱点となります。
加えて、このイオンカード会員限定の自転車保険、弱点は死亡・後遺障害時の保険金が100万円と低いこと。
そして、個人倍責任保険が最もリーズナブルなコースなら3,000万円、月額1,000円のコースでやっと1億円となる。
これでは、ちょっとコストパフォーマンスが低いのではないかと思わざるを得ません。
さて、イオンカード会員限定の自転車保険なのですが、実はもっとリーズナブルなコースも用意されています。
こちらは月額で220円、しかし、そのかわりあるのが大きなデメリット。
個人賠償責任は付いてこないのです。
以上のことから考えて、イオンカードの自転車保険、加入するメリットはそれほどないのです。
保険料はこの自転車保険より安いにも関わらず、保険の内容は全然上。
そんな自転車保険は、あちらこちらにあるものです。
確かに、入・通院保険金は手厚い部類に含まれます。
しかし、イオンカードの自転車保険が対象としているのは交通事故でケガを負った場合のみ。
これでは、損害保険や医療保険代わりに使うこともできません。
イオンカードの自転車保険に加入するぐらいなら、同じイオンの保険マーケットへ足を運ぶ。
そこで、もっと優れた自転車保険を探してみるべきではないでしょうか?
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