外反母趾と靴選び「パンプスは履かないから大丈夫」は誤解!
外反母趾は、ヒールが高くて爪先が細い靴を履いている女性だけに発症するもの。
そんな思い込みをしている方も多いようですが、実はそうではないのです。
外反母趾の根本的な原因は、間違った靴選び。
男性だって子どもだって、外反母趾を発症する可能性はゼロではないと聞いて驚きました。
そもそも外反母趾とはどのような症状なのでしょうか。
正しい靴選びの大前提は、その原因と症状を知ることです。
外反母趾とは、簡単に言うと、足の筋肉や靭帯の力が弱くなることが原因で発症する症状です。
例えば、つま先が窮屈な靴(ヒールの高いパンプスなど)を履いていると、指先の自由がなくなってしまいますよね。
すると、足の筋肉や靭帯は弱くなってしまいます。
こうなると、いわゆる足の「横アーチ」(イメージで言うと、足が横に広がらないようにつないでいるようなもの)が弱くなってしまい、足が横に開いてしまう!
その結果、足の外側にある「母趾」が靴に当たって激痛を起こすわけです。
こうして発症のメカニズムを見てみると、「外反母趾の元凶は靴選びにある」と言っても過言ではなさそうですね。
靴選びが間違っているから外反母趾になる。
…こう言ってしまうと、おそらく多くの方は、「じゃあ、ヒールの高いパンプスを履かなければ良いんじゃないの?」「スニーカーだったら大丈夫なんじゃない?」と考えることでしょう。
しかし、外反母趾のリスクがあるのはパンプスを履いている人だけに限りません。
要は、「足のつま先の自由が奪われる靴」だったら何でも同じなのです。
スニーカーを履いていても、「サイズが合わなくてずっとつま先を踏ん張った状態でいなければいけない」「きつくて足が痛い」ということになれば、当然、外反母趾を発症する可能性はあるわけです。
しかし、逆に考えれば、早い段階で靴選びのポイントを正しさえすれば、外反母趾を予防したり症状を改善させたりすることができるということです。
どんな靴が自分の足に合っているのか、無理なく履けるのか…イマイチ判断できないという方は、靴屋さんで相談してから購入すると良いでしょう。
ネットなどでは「外反母趾用」と称した靴が売られていたりしますが、あの手の靴にはご注意を。
実際には、肝心のつま先部分の幅はさほど広くなく、症状が改善するどころか悪化したというケースもあるんです。
「EEE幅広」と書かれていても、指先も幅が広いとは限りませんのでご注意を!
スポーツ保険の総合情報
スポンサーリンク
次はこちらの記事を読んで下さい。
同じカテゴリの記事
- アーチの衰えは身体に深刻な影響が?正しい靴選びでカバー
- 夕方の靴選びでは運命の靴には出会えない。
- 「むくむから大きめを」は間違いだった?靴選びのNG的考え方
- 正しい靴選びで小指の負担を減らそう!
- 「足が痛いから幅の広い靴を選ぶ」は間違いだった
- 足の形は十人十色。自分の足に合う靴を選び出す方法
- 靴選びの基準を変えて靴擦れを予防する
- 靴選びで自分の正しい「ワイズ」を知る方法
- メンズの靴選びで気をつけるポイント
- 正しい靴選びで足が痛くならないヒール靴を手に入れよう
- パンプスを楽しむための痛くならない靴選び
- スニーカーの靴選びが成功すれば人生バラ色!
- 靴選びで一番難しいのがサイズ選び
- 靴選びのポイントから後悔しないウォーキングシューズの選び方を考える
- ウォーキングを成功させる靴選び
- 靴選びのプロであるシューフィッターと一緒に運命の靴を探そう!
- 靴選びで気を付けたい「つま先」との関係
- 痩せないのは靴のせい?ダイエット効率を上げる靴選びとは?
- ロードバイクの靴選び!どこまでこだわる?
- ゴルフ初心者のための靴選び!スコアが伸びない原因は靴にあった?
- 子供の正しい靴選びのポイントが知りたい!
- コレぞ本当のオーダーメイド!左右の足に合わせた靴選びができるお店をご紹介