「むくむから大きめを」は間違いだった?靴選びのNG的考え方
「足がむくみやすいから」という理由で、大きめサイズの靴を選ぶ方も多いようです。
しかし、その靴選びは本当に正しいのでしょうか?
実際の失敗談を元に、大きめの靴選びをすることのデメリットについて考えてみます。
なんでもかんでも、「小さいよりは大きいほうが良いでしょう」と思っているアナタ!
その考え方、靴選びではNGかもしれませんのでご注意を。
夕方って足がむくみますよね。
私の場合、クーラーの効き過ぎたオフィスで座りっぱなしのまま数時間を過ごしたり、真冬の寒い中を薄いストッキングにヒールのパンプスで歩き回ったりするとむくみがヒドイ(涙)。
休みの日でも、やっぱり朝と夜とでは足のサイズが少なくとも1㎝は変わっていると思います。
そこで、「だったら、大きめサイズの靴選びをしておけば、大は小を兼ねるでちょうど良いんじゃない?大きい分には、履けないってこともないわけだし」と考えたことがありました。
実際に、0.5㎝~1㎝大きめの靴を選んでいた時期があったのですが、どうやら「大きければ良いってものでもない!」ということが身に染みてよくわかりました・・・。
小さめの靴選びをしてしまうと、「朝は楽に履けたのに、帰りはきつすぎて足が入らなくなってしまった」ということもあり得ますよね。
逆に、大きめである分には「履けない」「入らない」という心配はありませんよね。
しかし、大きめサイズの靴は足がすべる!
それをかばおうとして余計な力が入るので、とにかく疲れやすくなるんです。
紐のあるスニーカーなどは、紐をキツく結んで足と靴を固定すれば良いのでまあなんとかカバーできるのですが、問題はパンプスですね。
足がどんどん前に滑っていくので、靴擦れも起こしやすくなります。
また、サイズ(長さ)だけではなく、ワイズ(幅)が大きすぎるのも問題ですよ。
足の指を束ねる靱が弱くなり、足そのものの幅が広がってしまんだそうです。
これ、外反母趾などのトラブルの原因にもなるんです。
私が個人的に実感した「大きめサイズの靴選びの弊害」No1は、脚の形が悪くなること・・・。
不自然な力の入り方が続くと、歩く時の姿勢が歪んで脚の形も歪んでくるんです。
私の場合は、O脚がますますヒドくなってしまいました。
靴選びの際は、ぜひ、夕方を避けて日中(一番、活動力が多い時間帯)を選んでください。
さらに、サイズだけではなく甲周りは幅(ワイズ)もしっくり合う靴を探しましょう。
オススメは、同じデザインの靴を3サイズ履き比べてみること。
自分では「24.5㎝がジャストだ!」と思い込んでいても、デザインによっては24㎝がしっくりきたり、25㎝がベストだったりします。
この選び方を心掛けるようになってから、歩く時の足の違和感がなくなってきたように感じます。
今まで靴選びで大きめを選んでいたけどそれが間違いだったとは!
例えば洋服ならば大きめでだっぽり着る、とか小さめでスリムに着るなどさまざまな見え方の手法があるわけですが、靴もファッションの一つです。
大きめを履こうが、小さめを履こうが人の勝手でしょ!!って意見も聞こえてきそうですが、靴は歩くということと直接的なつながりがあります。
毎日あわない靴であるくことは、非常に足に負担がかかってきます。
あわない靴を履いて何時間も街をうろうろしていると次第に足の指が痛くてどうしようもなくなって、もう一歩も歩きたくないといった経験が!
そう洋服ならば似合わない、格好悪いですみますが、靴は足を痛めてしまうので注意が必要なのです。
靴選びって、慎重に選んでいるつもりでも、失敗してしまいますが、もし大きめの靴を選んでしまうとどうなってしまうのか?
靴選びに失敗する理由として、ピッタリのサイズがないための妥協です。
今すぐに靴が必要なのに、気に入ったデザインのものは寸法が合わないって経験は多くの人が経験しているのではないでしょうか。
実際に店員さんにも、小さめだと痛いから、少し大きめでってすすめられることがあります。
それは大きな間違いです。
靴の中で足に遊びがあると、どうしても変な踏ん張りが必要になります。
次第に足は、変形を余儀なくされてしまうのです。
靴選びでもっとも重視しべきは踵の安定です。
市販されている多くの靴は、基本的に日本人でもっとも多いとされている、甲の部分が高く、幅広の寸法で造られています。
日本人の足の形状の平均値と各個人の足の形状は似て非なるものです。
全ての人の顔や身長が異なっているように足の形状も一人一人ことなるのです。
そしてついつい行きついてしまう先に、ちょっと大きめのサイズの靴を購入してしまうわけです。
そもそも大きめの靴は荷重や力のかかるベクトルに差違が発生して足の不具合へと繋がってしまう最大の要因となります。
踵をぴったりさせてから、足先の遊びを見るというのが靴選びの基本ですが、ついついスポッと履いたその位置から寸法を計測してしまいがちです。
一度踵に靴がぴったりはまるように調整をしてから足先の遊びを計測することがポイントです。
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