入院保障付きの学資保険は必ずしもオススメではない
入院保証がついた学資保険、それなりの人気があるのですが、絶対におすすめとはいい辛いもの。
例えば、自治体の助成金があるばあいなど、入院保障自体がいらないものだからです。
学資保険は返戻率、こんな風な割り切りが必要なのです。
この前、ちょっとしたアクシデントで1週間程度の入院をしましたところ、1日あたり入院費が2万円ほどかかりました。
しかし、民間の医療保険に加入していましたので、家計を圧迫するまでに至りませんでした。
このように、入院保障が付いている医療保険は何かのときに安心なもの。
やっぱり、医療保険ぐらいは加入しておかないと、と感じたりしたのです。
一方で、子どもに医療保険は必要なのでしょうか?
もちろん、入院保障が付いた子ども向けの医療保険は、各社が販売しています。
一方で、郵便局やJAなどの学資保険やこども共済には、特約で入院保障が付いた医療保険を付けることができるのです。
この学資保険の特約としての、子ども向け医療保険。
一体どう考えるのが正しいのでしょうか?
まず、学資保険についての考え方なのですが、子どもの将来の進学費用を貯蓄するというのが学資保険の本質です。
ですから一番に考えるべきは返戻率、いくら払込んで返戻金はいくらなのか?という割合です。
次に考えるべきは、月々の保険料の払込にムリはないかということ。
学資保険の返戻率ばかりに気を取られていると、非常に短い期間に、保険料を一気に払込む。
こんなケースが見られたりするのです。
これでは子どもの学費を無理なく貯めるという、学資保険の本質から外れてしまうのです。
そして入院保障についてなのですが、この様な特約が付くと、返戻率が100%を割り込んでしまう。
こんな傾向が見られるのです。
つまり、払込んだ分以下の金額しか保険金を受け取ることができないのです。
これでは学資保険の意味がない、そんな風に思うのですがいかがでしょうか。
また、地方自治体によっては子どもの医療費を全額負担してくれる、こんな制度が整っていたりするのです。
これでは入院保障など全く必要ありません。
また、子どもが入院するケースを統計で見てみると、大人の入院率とそう変わらない数字が出ている。
つまり、子どもだからといって、取り立てて病気やケガに弱いという訳ではないのです。
ならば、子どもに入院保障などは不要なのか、民間の医療保険は不要なのか?
こう考えると、何も学資保険で入院保障まで補う必要はないのではないか?と、思ってしまうのです。
どうしても入院保障が必要ならば、子どもの医療保険を探して別に加入すればいいだけの話。
何も学資保険に、医療保険の特約を付ける必要はないでしょう。
まずは、地域の自治体の子育て支援制度の内容はどうだろうか?このことをチェックしてからでも、遅いということはなさそうです。
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