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医療保険やがん保険にありがちな【無制限】ってなんのこと?

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保険商品の説明を見ていると、よく目に入ってくるのが「無制限」の文字。

 

一体、何が無制限で保障されるのか?それは医療保険とがん保険でどのように違うのでしょうか。

 

今回は、「無制限」にフォーカスして医療保険とがん保険の違いについて見ていきます。

 

制限がなく保障を受けられるのなら、それに越したことはありませんよね。

 

しかし、全てのケースで「無制限」が適用されるわけではないようです。

 

「がん」は別格の扱い

「一般的な病気やケガは医療保険でカバーできる。でも、がんになったらそれだけだと足りないから、がん保険にも入っておいたほう良いかな?」

 

このように考えて悩んでいる方も多いと思いことでしょう。

 

しかし、保証内容によっては医療保険だけで十分な場合もあります。

 

なぜなら、「がん」は他の病気とは違って別格の扱いとしている医療保険も多いから。

 

たとえばソニー損保の「SURE」は、がんで入院した場合の支払い日数が「無制限」。

 

⇒ 参考:ソニー損保 公式サイトSUREはがんに手厚い医療保険です

 

手術や先進医療でもらえる保険料も、通常の「病気」の2倍の設定になっているのです。

 

「がん保険じゃないと一時金がもらえない」と思っている方も多いですが、SUREならがん診断一時金や通院用の保険金も支払われます。(※ただし、オプションです)

 

注目すべきは「一時金」がもらえる回数

とはいえ、「入院した時に、日数無制限で保険金がもらえる」というのは、実はさほどありがたいことではありません。

 

なぜなら、がんの入院日数はどんどん短くなっているから。

 

平均すると2~3週間。

 

そこから通院で治療する期間のほうが長いくらいなのです。

 

症状によっては、通院期間中はまともに働けないかもしれません。

 

むしろ、がんと診断された時にもらえる「一時金(使い道が自由な保険金)」をどのくらいもらえるのか、回数無制限でもらえるのか(=再発した場合でももらえるかどうか)、ということに注目したほうが良いでしょう。

 

このような視点で見ると、やはり医療保険よりもがん保険のほうがしっかりした商品が多いですね。

 

たとえば朝日生命の「スマイルセブンSuper」は一時金の受け取り回数は無制限で、がん以外の六大疾病にも備えられます。

 

⇒ 参考: 朝日生命 公式サイト「スマイルセブンSuper」

 

ただし、「1年に1回」という制限があります。

 

他の保険についても、「一時金は何回まで受け取れるのか」「1年内での受け取り回数に制限はあるのかどうか」は必ずチェックしておきましょう。

 

医療保険でも「一時金が無制限」はある

がん保険ではなく医療保険でも、「診断一時金が無制限」となる保険商品はあります。

 

たとえば、アクサ生命のスマートケア。

 

⇒ 参考:アクサ生命 公式サイト スマートケア

 

「がん」に限らず、通院支援一時金は支払い回数無制限。

 

白内障や緑内障など、がんの他にも通院が長引く病気は色々ありますよね。

 

通院支援金が回数無制限でもらえるなら安心です。

 

医療保険でも、入院より「長引く通院」に備えた保障を充実させる動きが活発化していますので、わざわざがん保険に追加加入するまでもなく、すでに入っている保険にオプションをつけるだけで十分に備えられるケースも多いよう。

 

ご自身が加入している保険は「入院したら何日まで保険金がもらえるのか」「一時金は何回までもらえるのか」を改めてチェックしてみることをおススメします!

 

【まとめ】その「無制限」は、実はあまりオトクじゃないかも?他社商品もしっかりチェック!

医療保険やがん保険のサイトに踊っている「無制限」の意味について掘り下げてみました。

 

  • 入院日数が無制限で保険金が支払われる保険が増えている
  • しかし、入院日数は短期化している
  • 重んじるべきは、入院保障よりも診断一時金の金額や回数である

 

【無制限】を謳っていても、実際は細かい制限があったりすることも多いので、契約書は隅々までしっかり読むこと!

 

これは保険加入の基本です。

 

また、無制限の保障を受けられるがゆえに毎月の保険料がはねあがってしまうこともあるので、バランス重視で選ぶことを意識したいですね。

 

「無制限」というとお得なように聞こえるかもしれませんが、他社でも当たり前のように無制限だったりしますので、契約前に複数社の保障内容や金額を比較することもお忘れなく。

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