がんになったら医療保険でどこまで保障される?未来の不安を打ち消すために。
二人に一人は「がん」になる時代。
もしそうなったら、医療保険だけで十分なのかどうか?
不安に感じたら、まずは医療保険の保障内容をチェックしてみましょう。
がんに特化した保険とどう違うのか。どこが弱くてどこが強いのかを知っておけば、今選ぶべき保険が見えてくるはずです。
もし「がん」だったら・・・。
毎年、がん検診を受ける度にそんな漠然とした不安に駆られている方も多いことでしょう。
万が一のために、まずは今ご自身が加入している「医療保険」の内容をチェックすることが大事!
不安を解消するには、とにもかくにも行動を起こすことが大事です。
がんになった場合のことが不安なら、まずは今入っている保険の保障内容を改めてじっくり見てみましょう。
不安だ、ということは、おそらくあなたは「がん保険」には加入していない状態ですよね。
だとすると医療保険だけということになりますが、一般的な医療保険で受けられる保障は以下の通りです。
- 入院給付金(※一回あたり支払い限度日数に制限あり。60日、120日など)
- 通院給付金
- 手術給付金
- 先進医療給付金
通算の入院日数も「1000日」などの制限がありますが、早期発見のがんであればそんなに長い期間にわたって入院することはまずありえません。
今はコロナの影響もあって「入院は必要最小限に留める」という方針の病院も多いので、入院した場合の保障を考えると医療保険だけでも十分のように思えます。
ただ、「入院して手術しました。悪いところは切除したので、あとはもう大丈夫です!」とはいかないのが「がん」の厄介なところです。
身近に患者さんがいらっしゃる方はよくおわかりかと思いますが、部位や進行度によっては「入院こそしていないけど、一日中ほぼ寝たきりになってしまう」というリスクもあります。
身体的な痛みはもちろんのこと、心理的ダメージが大きすぎて働けなくなってしまう方もいますよね。
そんな時、独り身ならばまだしも、養うべき家族がいたら彼らの人生も大きく変わってしまうかもしれません。
「自分に何かあっても、子どもだけはちゃんと大学を卒業させてあげたい」
「まだ家のローンも残っているから、無収入になってしまうのはマジで困る」
そんな危機感を覚えている方が圧倒的多数を占めているでしょう。
その漠然とした不安を解消してくれるのが、「がん保険」と「医療保険のオプション」です。
「がんです」と診断された時に受け取れる「がん診断給付金」という保障があるので、金銭面ではちょっと心強いですよね。
これは「手術」「通院」「入院」などと用途が決まっているわけではないので、生活費の足しにすることも可能です。
プランによっては100万円、200万円、もしくはそれ以上の金額を手にすることができるので、しばらく働けなくなっても安心ですよね。
このように、実際にがんになった場合に受けられる保障を調べてみると、漠然とした不安がちょっと解消されるように感じる方も多いでしょう。
がんには「死」の恐怖がついて回りますが、内閣府が行った世論調査によれば、がんが怖いと思う理由として「治療費が高額になる」「家族に迷惑をかける」ということを挙げている方も多かったとのこと。
お金については約半数の人が不安に思っているという結果。
だからこそ、その漠然とした不安を解消するためにも元気な今のうちに調べられることはしっかり調べて打てる手は打っておくことが大事なのです。
「これだけの保障があるなら、自分に何かあっても大丈夫だ。家族の生活は損なわれない」と確信できれば、得体の知れない不安にさいなまれて人生の時間を無駄にすることもありません。
保険=人の恐怖をあおってお金をだまし取る仕事だ、と批判する知識人もいますが、将来への漠然とした不安をお金で解決するのは決して悪くない戦略なのではないでしょうか。
受動的に「だまされる」のではなく、能動的に関わって不安を減らしていけるように利用しましょう。
がんになった場合、医療保険で受けられる保障について見てきました。
ポイントを整理します。
- 医療保険に加入していれば、がんで入院、手術、通院した場合に保険金が支払われる
- 使途自由な「一時金」の給付を受けるにはがんに特化したオプションへの加入が必要
- 保障内容を確認しもらえる額を知っておくことで、がんへの不安を低減できる
がんにならないように備えることも大事ですが、「もしがんになったら?」という「If」をあらかじめ想定しておくことも必要です。
多くの人は、漠然とした不安から、この「If」を避けがち。
保険の保障は、その「If」を直視するキッカケを与え、結果的に「今日を生きることが未来につながる」という大切なことに気付かせてくれると言っても過言ではありません。
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