がんで入院!医療保険で大丈夫?がん保険と比べたメリット&デメリット
がんで入院した場合、医療保険でどこまでカバーできるのか?
がん保険にも入っていたらどんなメリットがあるの?
今回は、「入院」という観点から医療保険とがん保険を比較!
選び分ける上で絶対に知っておくべき違いとは何なのでしょうか。
医療保険でもがん保険でも、「がん」と診断されて入院することになったらお金がもらえるのは同じです。
しかし、長い目で見るとがん保険が絶対有利!なその理由とは?
厚生労働省の調査結果によれば、がんの平均入院日数は17.1日。
みなさんはこの日数を「短い」と感じますか?それとも「長いなあ」と思います?
どこの部位のがんになるかで話はまた違ってきますが、たいていのがんは17日程度の入院では完治しません。
昨今の傾向で見ると、がんの治療は長期戦。
短期間の入院だけで済むものではなく、一定期間、通院して治療を受けることになります。
つまり、入院プラスαでかかる「α」のほうの費用が膨大な金額になる可能性もあるということですね。
万が一の「がん」に備える場合、大きく分けると「医療保険+特約で備える」と言う方法とがんに特化した「がん保険」に加入するという選択肢があります。
「医療保険は入院した場合の補償は手厚いけれど、通院には弱い」「その点、がん保険はどっちもカバーできる」という説が有力です。
実際に、「通院で高額の抗がん剤治療を受けることになったが、医療保険しか入っていなかったため、お金の面で苦労した」という話もちらほら耳にしますね。
やはり、がんに備える場合はがん保険に加入したほうが安心なのでしょうか。
では、実際に入院した場合、医療保険ではどのくらいの金額が降りてくるのか?
調べてみたところ、1日当たり5,000円~10,000円が相場。
日帰り入院でも補償対象になっている保険もあれば「1泊2日から」となっている保険もあるので、契約内容をしっかりチェックする必要があります。
また、支払い限度もあって、「年間○○日まで」と決まっていますのでこの点も注意しましょう。
一方、がん保険はどうかというと、こちらもやはり1日あたりの金額は5,000円~10,000円くらいで、大きな差はありません。
「入院」だけで見たらどちらの保険に入っていてもちゃんと補償が受けられるということです。
がん保険の場合は「がん」に特化していますので、それ以外の病気で入院してもお金はもらえませんが、医療保険は他の病気にも使えます。
ですから、「どんな原因であるにせよ、がんに限らず“万が一”の入院に備えたい」ということであれば医療保険のほうが安心ですね。
ただし、医療保険には決定的な弱点もあります。
それは、入院給付金の支払いに限度日数があるということです。
30日、60日、120日など限度日数があらかじめ決められています。
万が一、入院の日数が長引いて設定された日数を超えてしまったら、経済的な負担はかなり大きくなりますよね。
その点、がん保険には日数の限度がないので、入院している間ずっと補償を受け続けることができるのです。
がんと診断された時の一時金ももらえるので入院に備えてあれこれ買い揃えることもできますし、やはり金銭的な余裕があるのであればがん保険にも入っておくのが手堅いでしょう。
「がんの入院日数は短期化している」とはいえ、それが全てのケースに当てはまるわけではありません。
がん家系の血筋であるならなおさら、医療保険に加えてがん保険にも加入しておくのが安心です。
「入院した場合」を想定して、医療保険とがん保険の補償内容を比較してみました。
押さえておきたいポイントをまとめます。
- 病気やケガに幅広く備えたいなら医療保険、がんに特化した備えをしたいならがん保険
- どちらも、入院した場合に支給される1日当たりの金額はプラン次第で、大差なし
- 医療保険には支払い限度日数があるが、がん保険にはない
とりあえずはオールマイティに備えられる医療保険に入っておいて、がんの治療費は自分でコツコツ貯めていくか・・・。
と考える方もいるかもしれませんが、ローンの支払いや子供も学費に加えて自分のがん対策も・・・となるとなかなか計画通りにはいきません。
それなら、強制的に天引きされる形で保険料を支払っていったほうが安心だ、という考え方もありますよ。
いずれにしても、「働けない」「動けない」「お金もない」の三重苦にならないように、元気なうちから備えておくことは実に大切なことです。
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