がんの治療に役立つ医療保険の一時金。具体的にいくらもらえるの?
がんとの闘いは、診断された日がスタート地点。
治療には何万、何十万というお金がかかります。
さらに、入院や通院で仕事もままならなくなるケースもありますので、医療保険を選ぶ基準として「一時金」の有無や金額は重要なポイントとなるでしょう。
今回は、一時金の保障が手厚いがん保険を探してみました。
精神的にも肉体的にも厳しい戦いを余儀なくされるがん治療。
だからこそ、「もらえるお金」はたくさんあったほうが心強いでしょう。
医療保険の一時金ではどのくらいの金額が支給されるのでしょうか。
「がん」と診断された時に支払われる一時金の金額は保健会社によって様々です。
まずは代表的なところから見ていきましょう。
- アクサダイレクト 50万円~200万円
- アフラック 50万円
- 三井住友海上 あいおい生命 100万円
- ライフネット生命 100万円~300万円
こうして見てみると、保険会社によって一時金の金額に幅があることが気になります。
これは、一時金が固定されておらず、自分で設定できるということ。
保障を手厚くすればそれだけ月々の保険料も高くなってしまうので、「万が一の状況にどこまで備えるか」を自分で見極めて金額を決めなければいけません。
それって結構、難しいですよね。
では、もしがんにかかってしまった場合、治療にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
これについては、日本医療政策機構が行った調査結果が参考になります。
この資料の18ページ目を見てみると、がんの治療にかかった費用の平均は115万円。
「100~150万円」と回答した人が全体の約11.8%で、この価格帯の回答者が最も多かったことがわかります。
とすれば、やはり一時金は少なくとも100万円はあったほうが安心でしょう。
もちろん、潤沢に貯金があるなら一時金は必要ないかもしれませんが、そうでないなら(少々保険料が上がってしまうとしても)しっかり備えておくに越したことはありません。
では、一時金の設定金額で月々の支払額はどのくらい変わってしまうのでしょうか。
ライフネット生命の「保険料見積もり」のページがわかりやすかったのでご紹介しておきますね。
これによれば、
- 一時金 100万円 : 保険料は5,522円
- 一時金 150万円 : 保険料は7,468円
- 一時金 200万円 : 保険料は9,414円
- 一時金 250万円 : 保険料は11,360円
- 一時金 250万円 : 保険料は13,306円
一時金が50万円上がるごとに、月々の支払も約2000円ずつ増えていってしまいます。
年間で約24,000円もの差!これは大きいですね。
実際にどのくらいかかるかわからないのに高額なオプションをつける必要はありません。
がんに備えて医療保険に加入する場合は、「そんなに手厚い一時金、本当に要るのかな?」という目でしっかりチェックしましょう。
「がんです」と診断された場合に医療保険から支払われる一時金の金額について見てきました。
ポイントをまとめます。
- 一時金は自分で設定できる保険が多い
- 実際にがん治療にかかった費用の相場は118万円
- 高額なオプションは本当に必要?お財布と要・相談
一時金は、少ないと心細いし、逆に多く設定すると保険料が無駄に高くなってしまいます。
迷ったら、保険の窓口などに相談してプロの意見を聞いてみましょう。
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