医療保険 がん

MENU

末期のがんで訪問看護を利用。医療保険で費用はどのくらいになる?

 このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る
最終更新:

 

がんの治療にはお金がかかります。

 

訪問看護となればなおさら費用はかさむというイメージでしょう。

 

しかし、本人の身体の負担を思えば訪問看護が理想的。そこでカギとなるのが医療保険です。

 

高額医療による貧困の予防を目的とするこの仕組みをうまく利用すれば、過度にお金の問題を気にせず適切な訪問看護を受けることができるのです。

 

基本的にはがんの治療も通院や入院がスタンダード。

 

しかし、「思うように動けない」という状態であったり、「残された人生は自宅で過ごしたい」という希望を持っている場合は「訪問看護」も選択肢の一つとなってくるでしょう。

 

訪問看護を利用するには条件があります。

訪問看護は、基本的には赤ちゃんからお年寄りまで誰でも受けられるサービスです。

 

障害の有無は関係なく、厚生労働省が指定する病気の一覧に一致すれば医療保険や介護保険を使って利用することができます。

 

がんもこの疾病一覧に含まれていますが、「末期」のターミナルケアに限定されているようです。

 

末期というのは、具体的には「予後6ヵ月程度」と診断されているがん。

 

基本的には、動くのが困難であったり、これ以上の治療が難しいと診断された方のみが対象となります。

 

その根底には「動けるんだったら自力で病院に行ってくださいね」という考え方があるわけですが、がんの場合は主治医の診断によって利用できるかどうかも変わってくるようです。

 

実際は通院困難な状態ではなかったとしても、医師が「訪問看護のほうが良いだろう」と判断すればその方向で診断書を書いてくれるということですね。

 

同じ治療でも、自宅で受けるのと病院で受けるのとでは患者の心身に与える影響は全く異なります。

 

訪問看護には、単純に「病状の悪化を防ぐ」「痛みを緩和する」「健康指導をする」「リハビリをサポートする」といったサービスに加えて「精神的なケアをする」という目的もありますので、患者の状態によってはこういった選択肢もあるということを覚えておくと良いでしょう。

 

医療保険だと費用はどのくらいかかるの?

訪問看護を受ける場合は、「医療保険」か「介護保険」かの2つパターンがあります。

 

  • 40歳未満または40歳以上の「要介護認定者でない人」が、末期がんの診断を受けた

 

この場合は、ストレートに医療保険の対象となります。

 

ちょっとわかりにくい例としては、

 

  • 介護認定を受けている人が末期がんの診断を受けた

 

という場合に、医療保険が適用されるということ。

 

訪問看護には「やっていい処置」「その回数」が決められているため、必要な時に適切な医療行為を受けるためには2つの保険を柔軟に使い分ける必要があるのです。

 

ちなみに、どちらの保険で訪問看護を受けるかで費用も異なります。

 

週4回利用 1ヵ月の合計金額
  • 医療保険 3割負担で43,470円、1割負担で14,490円
  • 介護保険 3割負担で39,072円、1割負担で13,024円

 

※参考:
⇒ 医療法人「ゆうの森」 資料

 

1割負担だとあまり違いがないように思えますが、3割負担になるとやはり介護保険で利用する場合の安さが際立ちます。

 

民間の保険会社の医療保険に入っている場合は、「一時金」や「年金」という形で保険金が支払われるケースがあり、それを訪問看護の費用に充てることも可能。

 

ただ、「入院したら1日あたりいくら」というプランにしか入っていない場合は給付を受けられません。

 

将来的なことを考えると、加入する段階で「もし訪問看護が必要な病状になったら?」という点も踏まえてプランを選ぶようにしたいですね。

 

1ヵ月の自己負担金には上限がある

「1日1回90分まで」「原則的には週3日まで」という制限はあるものの、がん患者の心身をケアする上で訪問看護は非常に有用です。

 

とはいえ、その費用があまりに高額になるようだと家族の生活をも圧迫してしまうことになるでしょう。

 

潤沢な収入がある方からすれば月に4~5万円の出費は痛くもかゆくもないかもしれませんが、住民税非課税の世帯(要するに収入が少ない家庭)にとってはかなり痛い金額ですよね。

 

しかし、公的な医療保険を使って訪問看護を受けた場合の費用には収入に応じた「上限」が決まっています。

 

まず、年齢に応じて負担する割合は異なりますし、さらに所得で上限も決まっているのであれば、経済的にそれほど余裕がなくてもどうにか訪問看護を利用することができるかもしれません。

 

参考までに、所得に応じた上限金額をご紹介しておきますね。

 

  • 年収 約1160万円以上 :252,600円
  • 年収 約760万円~1160万円:167,400円 
  • 年収 約370万円~770万円:80,100円
  • 年収 370万円以下:57,600円
  • 年収 住民税非課税世帯:35,400円

 

参考:
⇒ 価格.com「医療保険で訪問看護は受けられる?」

 

この上限を超えた分を民間の保険でカバーすることもできます。

 

商品によって補償内容はかなり違いますので、複数の商品をじっくり比較してから決めることをオススメしたいですね。

 

【まとめ】利用についてはプロに相談するのが安心

「がん」と診断された人が、公的な医療保険を使って訪問看護を受ける場合の条件や費用の目安について見てきました。

 

ポイントをまとめます。

 

  • 訪問看護を受けられる基準は厚生労働省の定めによって決まっている
  • 基本的には週3日だが、主治医の判断で週4日も可能
  • 訪問看護の費用には所得に応じた上限がある
  • 民間の医療保険を適用することも可能

 

医療保険と介護保険の違いなど、素人にはわからないことだらけ。

 

迷ったら、まずはかかりつけの医療機関や地域の訪問看護ステーション、地域包括支援センターなどに相談してみましょう。

 このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る

スポーツ保険の総合情報

スポンサーリンク


次はこちらの記事を読んで下さい。

同じカテゴリの記事

 

最終更新: 2019年12月4日末期がんとは、医師によって「これ以上、手の施しようがない」と判断された状態。しかし、だからこそ日々をどのように過ごすかが余命を左右します。周りの人間はどんなことをしてあげられるのか?また、国の制度としてどんなサービスを使えるのか。ここでは、「末期がん」と診断された場合の医療保険の使い方、介護保険との使い分けについて調べてみました。誤解されがちですが、「介護」とは高齢...