保険vs共済!比較してみて分かった本当の違いとは?
似て非なるものである保険と共済。
その違いとは、具体的にどのような点にあるのでしょうか?
ここでは、保険と共済を徹底比較!
それぞれのメリットやデメリットを抽出し、選ぶべきはどちらなのかを比較・検討していきます。
みなさんは「保険」派?それとも「共済」派?まずはそれぞれの特徴を整理してみましょう。
保険と言うと、「○○生命」「○○保険」といった社名のいわゆる「保険会社が取り扱うもの」というイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、実は生協や農協、全労済なども保険商品を取り扱っており、「共済」という名前で呼ばれています。
例えば、
- 全労済の「こくみん共済」、
- 生協の「コープ共済」、
- 農協の「JA共済」、
- 各都道府県の「県民共済」
・・・等々。
私の周りでも、「共済に加入している」と言う人が結構多いんですよね。
調べてみたところ、「国民の二人に一人はなにかしらの形で共済に加入している」という計算になるそうです。
確かに、私も子供の頃は母親の仕事のつながりでJA共済に加入していたようですし。
結局、就職してからは生命保険会社の保険に入りなおしたのですが、イマイチわからないのはその棲み分け。
保険会社の商品と共済は、同じようなものですが実は似て非なるもの。
具体的にどんな違いがあるのか?
せっかくなので比較してみました!
ハッキリ言って、「万が一に備える」という点では保険も共済も同じです。
ただ、生命保険はあくまでも「営利を目的とする事業」であるのに対して、共済は「共済=互いに助け合う」ことを目的とした非営利事業。
つまり、細かい特徴を比較する以前に根本的な考え方が決定的に違っているわけです。
「互いに助け合う」というと、なにやら博愛的なものを想像するかもしれませんが、共済の場合はその組織に属している人間のみを助け合いの対象としています。
例えばコープ共済は生協の組合員のみが対象です。
これに対して保険会社の保険は、誰でも加入することができます。
共済で特徴的なのは、毎年の決済に応じた「割戻金」があること。
利益を追求する組織ではないため、運用でプラスが出ればそれを共済加入者に還元する必要があるわけです。
この点は、大きなメリットを言えそうですね!
うわさでは、「共済はフツーの生命保険会社の商品よりも月々の保険料(掛け金)が安い」という話をよく聞いていました。
まあ、営利目的ではない事業なわけですし、両者を比較して「魅力だ」と思えるのはおそらくその点なのだろうと、私も漠然と思っていたのですが・・・。
実際に金額を比較してみると、最近は共済よりも保険料が安い商品も色々あります。
例えば、35歳で死亡保障を2,000万円に設定する場合。
生協のコープ共済「あいぷらす」だと月額4,400円ですが、ライフネット生命の「かぞくへの保険」だと3,012円です。
言うほど安くないじゃん、共済!。
こうした逆転現象が起きているのは、どうやらネット保険が普及し始めたことが影響しているようですね。
ネットで資料請求してネットで申し込めるというパターンの保険も増えていますので、この場合、会社側としては営業さんの人件費が要りませんからね。
その分だけ保険料を安く設定することができるわけです。
それに、いくつかのプランを比較してみた印象では、共済の死亡保障額は低め。
ネット保険だと最大1億円というものもありますが、共済はせいぜい3,000万円です。
どちらにもメリットとデメリットがありますが、「組合員にならなくても気軽に加入できて、おまけに保険料がリーズナブルで保障が手厚い!」ということで、私なら保険を選びますね。
ただ、人によって保険に求めるものは様々ですので、みなさんも自分の価値観に照らして検討してみてください。
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