先進医療保険を付けると金額は実際いくらかかるの?
先進医療の特約を、医療保険で付けられている商品が増えてきましたよね。
「先進医療」は、高額医療費だとは聞きますが、実際どのくらい費用がかかるのか?
今回は「金額の相場」についてご案内します。
大学病院などで研究されている新たな医療技術や難病に対する新しい治療や手術を認定した医療技術を「先進医療」としています。
これらは、厚生労働省が認定しています。
先進医療は、公的医療保険の対象外になるため、全額実費になります。
しかし、「先進医療」は、将来的に公的保険の対象になる一歩手前の新しい医療技術というイメージです。
安全性などが認定されれば、公的保険の対象になります。
この先進医療は、常に、変化していて、毎年・毎年・新たに入れ替わっています。
現在の先進医療種類は、だいたい106種類とされています。
先進医療を受けると、全て全額実費というわけではありません。
先進医療を受ける段階での、診察料や検査料・投薬料・入院費などは、公的医療保険の対象となります。
ただその先の「先進医療の技術料」は、全額自己負担という感じです。
先進医療の治療は、主にがん治療に行われる場合が多く見られます。
「ガン」
最近では3人に1人は、「ガン」になるとも言われています。
ガンには、主に「放射線治療」がされます。
2種類があるのですが、代表は「粒子線(陽子線)」と「重種粒子線治療」です。
「粒子線(陽子線)」の治療
入院日数は、18日くらいで、費用は、だいたい260万円ほどです。
「重種粒子線治療」の治療
入院日数は、20日くらいで、費用は、300万から350万円程度とされています。
先進医療の費用は、一般医療と比べるとその費用は高額ですが、技術や治療の完治度なども高いのが特徴です。
先進医療と聞くと、「ガン」というイメージが強いですが、他の病状でも「先進医療技術」が使われています。
例えば・・
- 「腹腔鏡下子宮体がん根治手術」では、入院日数10日間で、だいたい46万円。
- 「骨髄細胞移植による血管新生療法」では、入院日数35日間で、平均34万円。
- 「硬膜外腔内視鏡による難治性腰下肢痛の治療」は、入院日数7日間くらいで、費用は16万円ほど。
- 「自己腫瘍(組織)を用いた活性化・自己リンパ球移入療法」では、入院日数18日間くらいで、費用は130万円ほど。
- 「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」は、日帰りもしくは、1日入院で、費用は50万円くらい。
- 「末梢血幹細胞による血管再生治療」は、入院日数が22日間くらいで、費用は21万円くらい。
- 「高周波切除器を用いた子宮腺筋症核手術」は、入院日数は11日間ほどで、費用は30万くらい。
他に「検査」も対象になります。
「抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査」では、入院日数70日で、費用は4万円。
これらの「先進医療」は、高度な医療技術を用いるため、限られた病院でのみ実施しています。
先進医療の実績として、約95種類ほどで、570程の病院で実施されていると聞きますが、その病院によっては、取り扱っている先進医療技術はまちまちです。
病院に確認を取る必要がありそうですね。
先進医療にかかる費用は、やっぱり、高額でした。
スポーツ保険の総合情報
スポンサーリンク
次はこちらの記事を読んで下さい。
同じカテゴリの記事
- 先進医療保険を比較してみよう!
- 本当に先進医療の保険は必要なのか?必要な場合と不必要な場合
- 先進医療保険は複数加入できる?複数加入で不安を解消できるのか?
- 先進医療保険がたくさんある中で、プルデンシャルってどうなの?」
- 先進医療保険の中でもアフラックは有名ですが。。
- 先進医療保険のランキングが気になる方へ
- 先進医療保険で重種粒子線治療を受ける際の注意点
- 先進医療保険の適用外になるケースも!保険の意外な落とし穴に注意
- 先進医療の陽子線治療とは?日本の医療事情における陽子線治療
- 先進医療保険で白内障の先進医療の治療ができるのか?
- 先進医療保険がたくさんある中で日本生命の商品はどう?
- ガン治療のために加入する備えとしては先進医療保険が安心
- 警備会社のセコムが先進医療保険を販売?!気になる方必見!
- カードの会社で有名なセゾンカードが先進医療保険を出している
- ライフネット生命って先進医療保険対応しているのかな?疑問にお答えします
- 先進医療保険の中でも東京海上はどうなのかな?
- いまさら聞けない先進医療の終身の意味って?
- 子供の医療保険ってどうしてる?先進医療保険はどう考える
- 先進医療保険っていろいろあるけどソニー生命ってどうなの?
- 最近注目されているレーシックは先進医療保険は対象になる?
- 先進医療保険は複数加入できる?複数加入で不安を解消できるのか?