怒っちゃダメ!?スポーツ中のラケット破損は「想定内」
「ラケットを壊したんだから、弁償しなくちゃ。」「お前のせいで壊れたんだから、弁償しろよな!」
…普通は、両者とも心の中でそのように思っていることでしょう。
しかし、意外や意外!弁償する責任はないんだそうですよ。
プロが愛用するような、ものすご~く高価なテニスラケットで臨んだ試合中、相手が打ったボールで大事なラケットが壊れてしまった。
コレ、かなりのショックですよね…。
「なんてことするんだよ!責任とって弁償しろよな!!」…と言いたい気持ちはよくわかりますが、ここはちょっと落ち着きましょう。
弁償を求めたところで、この場合は相手側には賠償責任がないと判断されるのが関の山。
相手がスポーツ保険に加入していたとしても、「賠償する必要ナシ!」と判断されてしまう可能性が高いんです。
「他人の物を壊したんだから、責任取るのは当然じゃないの!?」
そう思われるかもしれませんが、アナタもスポーツマンである以上、「本気で戦う」という精神は持っていらっしゃるわけですよね?
相手だって、試合となれば手加減なんてしてくれません。
「あの人のラケットは高いから、なるべく無難な球を打とう」なんて思って試合をする人なんていませんよね!?
つまり、スポーツをする以上、ある程度のケガや物損は覚悟しておかなければいけないということです。
スポーツ保険はこういった考え方が前提になっていますから、ラケットが壊れたくらいでは保険はおりません!
ただ、相手が明らかにルール違反をしている場合は事情が違ってきます。
しかも「アイツ、高いラケットなんか使っちゃって気に入らないな。」という気持ちで、あからさまにアナタの大事なラケットを狙って攻撃してきたとか、休憩中に故意に壊したとか。
そのような場合は、相手に賠償責任があると判断されるでしょう。
逆に、自分が加害者の立場だったとしたら、相手は「弁償しろ!」と言ってくるけどスポーツ保険側には「賠償の責任はありません」と言われて、板挟み状態になることも…。
基本的に、保険会社は示談交渉にはノータッチというスタンスなのですが、相談すれば何かしらアドバイスをもらえるかもしれません。
一人で抱え込まず、プロの意見を聴いてみましょう。
スポーツ保険の総合情報
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